青山透子氏の新刊、隠された遺体を読み始めた。青山さんは綿密に調べ上げた事実のみを記載し、憶測ではなく紛れもない事実のみを記している。あの日からもう39年目の浮かばれない夏が過ぎ、秋の気配が近づいてきた。
相変わらずネットには青山さんへの批判をする一定数の人がいる。批判をするのであれば、それを覆す新事実を出せば何も問題はないはず。なのに、ただ批判だけしか出来ない人たちの愚かさ。逆にそれが真実なんだと物語っている。
あの事件のことはリアルタイムでは知らない。知らないからこその恐怖がある。521名の人生が現代社会に殺された。もう全てがおかしく、バランスも取りきれていない、けれど誰も一人認められない過去の大罪。それは最早、一本のロープを必死で渡り歩いているようなもの。
この真相が明るみになれば歴史は大きく変わるだろう。国民の意識を逸らすのに必死なマスメディア。忖度はもうやめよう。ジャニーズ問題で分かっただろ?情けない。人としての心を売り払った虫ケラのようだ。
ただ、圧力隔壁説を信じていて、急に自衛隊機による誤射、緊急着陸阻止、そして撃墜。信じられないのは十二分に解る。恐い。ただただ、恐い。それを信じたくはない。よく自分の眼で確かめて欲しい。何が嘘で何が真実なのかを。
御巣鷹の尾根に行けば見えてくるものがある。悲痛の叫びと眠れない産声。心の悲鳴に耳を傾け真相解明に微力ながらも協力したい。