日航機事件

JAL裁判 青山透子 JAL123便

現在、熟読している青山透子さんの著書「JAL裁判」。こちらはJAL123便墜落事件後、遺族である吉備素子さんらによる情報開示請求等に関する裁判が行われています。

自分もこの事を知ったのはつい最近です。事件についても全くの無知でした。ただただ何かが原因で墜落してしまったんだな。くらいにしか思っていませんでした。

この裁判を単刀直入に言えば、墜落した123便に搭載されていた生のボイスレコーダー、フライトレコーダー情報をJAL側に開示、聴かせて欲しいといったものです。ただそれだけ。吉備素子さんはJAL側を罪に問うだとか、損害賠償請求をしたいのではないのです。ただただ、事件の真相が知りたい。愛する旦那さんが亡くなるまでの過程を知りたい。そのために起こした勇気ある裁判なのです。そこに至るまでの過程は計り知れないほど茨の道程だったそうです。読んでいて腸が煮え返る思いでした。

このボイスレコーダーには、123便が墜落するまでの約30分間の音声、コックピット内の会話が録音されています。今ではYouTubeなどのSNS等でも流出したと思われる音声を聞くことができます。

がしかし、この音声には不自然な点が数多く存在していることに気付かされます。素人である自分が聴いてみてもおかしいと思わされるほどです。JAL側は遺族側との和解は既にしているので、これ以上捜査に協力、情報開示する必要はない。の一点張り。

何もやましいことが無ければ、生の音声を求めている吉備さんたち遺族の方々に聞かせても問題は何一つないはずです。しかし、頑なに開示しない。出来ない理由がそこには隠されているのです。

恐らく、この音声が開示されれば前代未聞の隠蔽、大事件。日本国の信頼は一気に崩壊するでしょう。それを死守するJAL。しなければならないJAL。けれど、その悪事を青山さんたちには明らかにして頂きたい。521名の希望を託して。

不当な判決により、現在は上告中です。1人でも多くの方に本裁判を知ってもらい、何が真実なのかを見抜いて欲しいと切に願います。